関西発!体感型カーコンテストイベント!まいど大阪「秋の車音祭」

 
 
 
 
 
 

【まいど大阪「秋の車音祭」2025】開催イベントについて★★★

 
 

サウンドコンテスト

10/7 10時現在
小原先生クラスは定員に達した為締切りました。
土方先生クラスは定員に達した為締切りました。
秋山先生クラス・・・残り4台
岩井先生クラス・・・残り1台
峯岸先生クラスは定員に達した為締切りました。
生形先生クラスは定員に達した為締切りました。

エントリーシート送信先:zextp953@yahoo.co.jp
エントリーシートはこちら

・エントリー締め切り:10月20日(月)までにエントリー申し込み用紙を送ってください。
・エントリー用紙は、基本メール添付にて送付をお願いいたします。
・メール送信不都合な場合はFAX(0774-21-4441)までお送りください。
・10月24日(金)までに振込確認ができない場合はキャンセル扱いとさせて頂きます。

※振込先:関西みらい銀行 堺支店 (普通) 0024668 カ)アイテイシー

※エントリー期間:10月1日から10月20日

※評論家各クラスのみ先着20台になります。

※昨年までは内蔵アンプ車両はCクラスにエントリー可能でしたが今年よりシステム金額が180万を超える内蔵アンプ車両はシステム金額に見合ったクラスにエントリー下さい。

※複数エントリーで同一審査員の場合、審査は1回となりますのでご了承下さい。

※システム金額については、締め切り後、平均化の為に変更する場合があります。

 

★Sound Contest Class★★★サウンドコンテストクラス

【★ エキスパートクラス】
評論家の先生2名の審査 (初参戦でもエントリー可能 デモカーなど業界関係者もエントリー可能)
【審査委員】土方先生、秋山先生【トロフィー本数】 10本
【★ 評論家クラス】※評論家各クラスのみ先着20台になります。
評論家の先生1名の審査 初参戦でもエントリー可能
【審査委員】 小原先生、土方先生、秋山先生、岩井先生、峯岸先生、生形先生のうち1名の先生【トロフィー本数】 各10本
【★ Aクラス】
車両システム金額が300万円以上の車両
【審査委員】 小原先生、ジパング道祖尾さん【トロフィー本数】 10本
【★ Bクラス】
車両システム金額が180万以上300万円未満の車両
【審査委員】 峯岸先生、サウンドフリークス佐藤さん【トロフィー本数】 10本
【★ Cクラス】
車両システム金額が180万円未満の車両
【審査委員】 岩井先生、イングラフ木村さん【トロフィー本数】 10本
【★ 1stAクラス】
車両システム金額が300万円以上の初参加車両
【審査委員】 生形先生、アンティフォン松居さん【トロフィー本数】 10本
【★ 1stBクラス】
車両システム金額が180万円以上300万円未満の初参加車両
【審査委員】 生形先生、アンティフォン松居さん【トロフィー本数】 10本
【★ 1stCクラス】
車両システム金額が180万円未満の初参加車両
【審査委員】 生形先生、アンティフォン松居さん【トロフィー本数】 10本
 
審査員の先生をご紹介

小原 由夫 先生
オーディオビジュアル評論家。エンジニアの経歴を持ち、システムの追及を怠らない実践派として有名。



土方 久明 先生
主に音元出版系媒体で活躍中のオーディオ評論家。ネットワークオーディオとPCオーディオに精通する新世代の評論家であり、様々なオーディオ誌にハイレゾ関連の執筆を行いながら、最近はオーディオ製品を取り扱う大手輸入商社でもハイレゾについて講義を行うなど、活発に活動中。


秋山 真 先生
音響の専門学校を卒業後、CDマスタリング、DVDエンコードのエンジニアとしてキャリアをスタート。2007年には世界一のBDを作りたいと渡米し、パナソニックハリウッド研究所(PHL)に在籍。ハリウッド大作からジブリ作品に至るまで、名だたるハイクオリティ盤を数多く手がけた。帰国後はオーディオビジュアルに関する豊富な知識と経験を活かし、評論活動を展開中。2019年からは日本オーディオ協会の職員として協会運営にも携わっている。


岩井 喬 先生
オーディオ雑誌を中学生から愛読し、高校時代に真空管アンプの自作も開始。音楽の魅力にも目覚め、音響系専門学校に進学後、都内のレコーディングスタジオに就職する。しかしソフトよりハードが好きなことを再認識し、現場から離れることに。模索を続ける中、ゲーム会社での勤務を経た後、オーディオ誌への執筆の機会を得る。『MJ・無線と実験』『Stereo』『PROSOUND』『オーディオアクセサリー』『analog』などで音楽が生まれる現場での経験を生かしたオーディオ評論を展開。アニメ雑誌の編集経験も踏まえ、いち早く“萌え”とオーディオの親和性に気づき、イラストとのコラボ『Soundgirl』などを執筆。『アニソンオーディオ』の監修も手がけた。


峯岸 良行 先生
2005年、初のプロデュース作品 Bennie K「Dreamland」 がコカ・コーラのCMソングに起用され、J-POPチャート1位を獲得。作曲家として Little Glee Monster や 櫻坂46 などのアーティスト作品に携わるほか、トヨタ・三菱・JT・任天堂 などの広告音楽も手がける。 2012年より prime sound studio form 所属エンジニアとして活動し、ミックスエンジニアとして多くの作品制作に参加。イマーシブサウンドテクノロジーをいち早く導入し、映画・舞台・インスタレーションなど多分野の3Dサウンドデザインを手がけている。近年はその経験を生かし、音楽スタジオや音響機器における、音響設計チューニングも行っている。 名古屋芸術大学 音楽領域 サウンドメディア・コンポジションコース 准教授  現在は音響表現と空間音響の教育・研究に従事


生形 三郎 先生
「音」に関して「音楽」と「オーディオ=録音と再生」の両面から取り組む音楽家、活動家。作曲、録音制作、CDやハイレゾ作品のリリース、コンサートの企画、自作スピーカーによるマルチチャンネル(サラウンド)・サウンド・インスタレーションの制作、録音技術を用いたワークショップ、オーディオ雑誌でのオーディオ評論や執筆、録音技術関係の書籍の執筆など、いずれも「音楽」と「オーディオ=録音と再生」の持つ魅力を広く伝えるため、そして自ら楽しむために、特定の形態に絞られる事なく、あらゆる角度から携わって活動している。


 
 

《エキスパート&評論家クラス(土方先生、秋山先生) 2曲

 
アルバム: Comin' Home Baby
アーティスト: Holly Cole
トラック: Track1 : Comin' Home Baby
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/comin-home-baby-holly-cole/ci3mv2je2vc9a

●聴きどころ《土方先生》
オーディオファイルに人気の女性ボーカリスト、ホリー・コールと言えば、ベテランのオーディオファンにはよく知られた存在で、彼女がリリースした一連のタイトルは音質の良さからリファレンスにする方も多い。本楽曲を初めて聞いたときも、録音の良さが印象に残った。聞きどころは、まずミディアムテンポの基礎を作るベース表現で、楽曲全体に対する音量の対比も自然で、弾力的な質感を聴かせてくれる。
ボーカルはバックミュージックに対するボリューム感が自然だが、オンマイク気味に録音されているため、口元は比較的コンパクトに感じられる。ピアノの音色にはアコースティックな質感があり、電子楽器のように機械的にならないように表現したい。楽曲中盤から彼女の声が張り上げ気味になり、同時にテンポも上がってくるが、ステージングや音像表現という基本をクリアーしつつ、前半との歌い回しの違いをしっかりと表現できる車両が上位に来ると感じている。

●聴きどころ《秋山先生》
カナダのジャズシンガー、ホリー・コールと言えば、ベテランのオーディオファンには1993年リリースのアルバム『Don't Smoke in Bed』があまりにも有名で、特に1曲目の『I Can See Clearly Now』は麻倉怜士先生のリファレンス曲としてお馴染みだ。
今回の課題曲『Comin' Home Baby』は先日リリースされたばかりで、ネット上にもあまり情報が出ていないが、1962年にジャズシンガーのメル・トーメが歌詞をつけてヒットさせた楽曲のカバーである(原曲はジャズベーシストのベン・タッカーが作曲したインストゥルメンタル)。公式Facebookによると、今年1月にリリースしたアルバム『Dark Moon』のレコーディング中には未完成だったが、その後にハーモニカの巨匠ハワード・レヴィにアレンジを依頼して完成させたのだという。 ジャズとR&Bを融合させたメル・トーメ版がコール&レスポンスのスタイルだったのに対し、ホリー・コール版は彼女がコール部分を歌い、レスポンス部分はバンドメンバーに任せるというアレンジで、ピアノ、ベース、ドラム、ハーモニカに加え、ブラジル人パーカッショニストのシロ・バプティスタによるラテンのリズムも加味されている。
前述した『I Can See Clearly Now』はスタティックな美しさが際立つ録音だったが、こちらはもっとダイナミックでグルーヴィー。ホリーもオンマイクで前に出てきてバンドを牽引し、次第に演奏のドライブ感が増していく。録音自体はオーソドックスで、いわゆる海苔波形でもないため、普通に再生する分にはさほど難しい楽曲ではないが、それだけに本質的な音楽表現能力が問われる。この曲の出自を念頭の置いた上で、彼女ならではの解釈、世界観を色濃く反映させた車が上位入賞となるだろう。

 
アルバム: Shostakovich: Symphony No. 8
アーティスト: Berliner Philharmoniker
トラック: Track4 : Symphony No. 8 in C Minor, Op. 65: IV. Largo
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/shostakovich-symphony-no-8-berliner-philharmoniker-kirill-petrenko/qwilmnxmtntob

●聴きどころ《土方先生》
一言で書くなら、大変チャレンジングな音源だと判断した。まずは冒頭の迫力ある表現、まるで何かが爆発するような壮大かつ力強い演奏から始まる。このパートでは、情報量や高音域から低音域までのレンジの広さと同時に、アンプの駆動力やスピーカーの制動力(過渡特性)が問われるだろう。
そして、57秒くらいまで徐々に演奏の音量が小さくなっていくが、この点は「作曲家のしもべ」に徹する誠実な指揮が高く評価されるキリル・ペトレンコの真骨頂である。つまり、そうした音量の微妙な変化をシステムとしてしっかりと表現したい。さらに、その後に続く弱音部では、システム全体のノイズフロアの低さ(SN感)やローレベルのリニアリティが求められる。つまり、この楽曲は、オーケストラらしい歪みのない幅広いサウンドステージ表現や分解能、アコースティック楽器の質感に加え、わずか1分の間で変化する音量的なダイナミックレンジを、いかに音楽表現へと繋げられるかがキモとなりそうだ。

●聴きどころ《秋山先生》
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者キリル・ペトレンコによるショスタコーヴィチの交響曲第8番で、新型コロナウイルスのパンデミック中に無観客で行われた公演を収録したものだ。この曲は、第二次世界大戦中の1943年に書かれた戦争交響曲でありながら、単なる勝利や悲劇の表現を超えた人間の苦悩と沈黙を描いた作品として知られている(スターリングラード攻防戦のレクイエムともいわれる)。
第4楽章は、全5楽章の中で最も内省的で静謐な部分を担う葬送風の緩徐楽章となっていて、低音の主題が繰り返されるパッサカリア形式で進行。戦争の後に訪れる虚脱と荒廃、そして廃墟の中で再び立ち上がろうとする人々の姿を描く。
しかしながら、カーオーディオの課題曲としては冒頭の約30秒間で技術点を採点することになるだろう。全ての楽器を混濁することなく、広大なパースペクティブを伴って展開させるためには、ダイナミックレンジ、ワイドレンジ、解像度、分解能といったあらゆるオーディオ性能が最大限に求められる。この超難関をクリアできた車だけが1分から先のパートに進み、上記したテーマに沿った再生ができている場合には芸術点が加算されることになる。全体的に暗く重苦しい雰囲気の交響曲だが、昨今の世界情勢だからこそ感じることもあると思う。これを機にじっくりと聴いてもらいたい。

 
 

《金額別&評論家クラス(小原先生、岩井先生、峯岸先生、生形先生) 2曲

 
アルバム: Prema
アーティスト: 藤井 風
トラック: Track1 : Casket Girl
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/prema-fujii-kaze/websvx99bplac

●聴きどころ《小原先生》
長い旅と幾重ものセッションを経て完成度が高められたという実にゴージャスな楽曲。編曲も凝っているし、音質も抜群によい。イントロはラジオから流れてくるギターとスネアのローファイなリズム。それがクリアーに変わった途端、マッシブで骨太なベースラインを下敷きに、ギターとシンセサイザーを軸とした複雑なメロディーラインがパーッと鮮やかに展開する。まずはその分離、ディテイルを曖昧にしないように。ベースの音階もドラムのビートもきっちり聴こえ、その中心にまるで滑空するような伸びやかな藤井の歌声が定位する。その音像は決して絞り過ぎず、コーラスとの立体感にも注視したい。英語詞の発音もきれいだ。それにしても、和訳すると結構ドロドロした歌詞(棺の少女から逃げろ的な)。それをここまで乗りの良い明るいギターロックに仕立ててしまうとは!

●聴きどころ《岩井先生》
藤井風の3枚目となる最新アルバム『Prema』のファースト・トラックだ。ロブ・バイセルと250によるプロデュースで、藤井の持ち味であるR&Bを軸としながらも、ホール&オーツらのような80年代ポップスを彷彿とさせる、上質な洋楽的なポップソングに仕上げられている。
中央に浮かぶボーカルだけでなく、左右に重ね録りしたコーラスも存在感があり、それぞれの明瞭度と声の厚み、特徴的な低域トーンの伸びもしっかりと再現したい。サブベース帯域まで伸びつつも、それぞれがしっかりと輪郭とアタック感を持ったキックドラムとベースの量感と引き締めのバランスも重要なポイント。低域のエネルギーをどうコントロールするかによって、ピアノの旋律やディストーションギターの独特な音色、爽やかに浮遊する“80年代的”で煌びやかなシンセの分離感も変わってくる。
他にもLch側のハイハット・シンバルやクリーントーンのギターなど、細やかな音が立体感のある重層的なレイヤーで散りばめられているので、主題となるボーカルとの対比を考慮しながら各々を引き立たせていきたい。

●聴きどころ《峯岸先生》
「Casket Girl」は、1980年代のビリー・ジョエル「Uptown Girl」へのオマージュ、サンプリング芸術の手法を取り入れられた一曲で、原曲の面影を感じさせつつ、短音階による和声処理と逆説的な歌詞表現により、より内省的かつ洗練された独自の芸術的な世界観を生み出している。リズムは跳ねのないストレートな8ビート。
前半では裏拍のクラップとシャープなスネアがリズムにアクセントを与え、後半ではスネアが表拍に回帰することで、モータウン系のオールディーズ・ポップに通じる構造的変化を生んでいる。再生時には、キックとスネアの明瞭な分離、低域の締まり、リズム全体のタイミング精度が求められる。音場再現においては、重ね録りされたギターとアナログシンセ風フレーズの定位が鍵となる。メインボーカルはセンターにしっかりと据えられ、それを包み込むようにシンセやコーラスが左右へ自然に展開していく。
サビに現れるリードシンセは左中間に定位し、その存在感を崩すことなく、リバーブ成分は左右均一に広がり、リスナーを包み込み音楽の世界に溶け込む感覚を生み出す。これらの再現精度が重要な判定材料となる。

●聴きどころ《生形先生》
まず、調律の基準となるA音が432Hzに設定されていることが特徴です。クラシックの一般的なコンサートチューニングより約10Hzも低くなっています。基準音は、周波数が上がるほど華やかで明るい印象になりやすいので、例えばこの曲の質感に合わせすぎると、もう一曲のラフマニノフでピアノの高音域がキツなりすぎるなどの落とし穴があるかもしれませんので、精妙な調整が求められるでしょう。
低音域は、キックドラムがボトムにあり、音圧としてもキックドラムの方が大きく聴こえます。その音圧感の差をしっかりと再現しつつ、余韻が短めなキックドラムの余韻がタイトに聴こえるようにしたいです。エレクトリックベースはフレーズ内で音程が比較的大きく上下しているので、音程を明確にしつつ、音域によって音量が上下しないように整えられるとベターです。
最も大事なボーカルは、メインがセンターに定位し、コーラスが左端と右端に定位していますので、その三者の関係性、例えばサビとそれ以外の部分ではボーカルとコーラスの音量が異なることなどに注目して、楽曲の中心要素たる存在感をしっかりと再現してください。 また、冒頭部分に出てくるように、低い声によるフレーズも合間に出てきますので、その描き分けも聴きどころとします。
シンプルな楽曲ですが、先述の低い声や、サビに入る直前でのシンバルチョーク(シンバルを叩いた直後に手でミュートして余韻を断ち切る奏法)の挿入、サビでのギターやシンセサイザーのレイヤーなど、細かい工夫が散りばめられていますので、それらを風通しよく立体的に再現したいところです。また、全体的なビートの躍動感にも特に注目したいと思います。

 
アルバム: Rachmaninoff: Piano Concerto No. 3 (Live from the 2022 Cliburn Competition)
アーティスト: Yunchan Lim
トラック: Track3 : Piano Concerto No. 3 in D Minor, Op. 30: III. Finale. Alla breve (Live from the 2022 Cliburn Competition)
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/rachmaninoff-piano-concerto-no-3-fort-worth-symphony-orchestra-marin-alsop-yunchan-lim/wlb8jhegihvrb

●聴きどころ《小原先生》
険しく厳しいラフマニノフ第3番。ピアノの音色の張りと潤いの共存がここでの演奏の醍醐味で、どちらかに偏ってはダメ。跳躍する打鍵のトランジェント、メロディーの流れるような緩急と強弱。その振幅の幅広さを鮮明かつダイナミックに再現したい。一方で、その後ろに控えるオーケストラの奥行き感と細部の反応も、ピアノの迫力にスポイルされないように。ユンチャンの超絶技巧に耳を奪われがちだが、オケの響きの微細な陰影をしっかり表現することはもちろん、2分30秒付近の力強い合奏でも決して崩れないように。

●聴きどころ《岩井先生》
若きピアニスト、イム・ユンチャンが2022年の第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて、18歳の史上最年少で優勝した時のライブ録音である。イム・ユンチャンの情感とテクニックが伴ったハイレベルな演奏をクリアに捉えた録音であり、コンクール会場を歓喜の渦に巻き込んでいく、ラストに向けてのエネルギッシュな演奏は秀逸だ。
イムのピアノを中心に据え、その背後を固めるオーケストラの自然な定位感と奥行き、各パートの分離感、粒立ちも丁寧に引き出したい。審査で最後までじっくりと聴き込むのは時間的に難しいものの、演奏後の歓声のリアリティ、そのパワーがもたらす臨場感も躍動的に再現したいところ。ピアノの澄み切った高域の響きだけでなく、低域弦が生み出すボディの響きにも注目。40秒付近からのオーケストラが厚みを増す部分は管弦楽器のハーモニーも混濁させずに引き出したい。ステージの定位感という観点では1分03秒からややRch側に立ちあがるトランペットの鮮烈さ、その後に続く中央付近のフルート、Lch側のヴァイオリンの動きが参考となろう。

●聴きどころ《峯岸先生》
3連符のモチーフを連ねる印象的な導入で始まるこの楽章は、旋律構造とリズムの推進力を同時に担っている右手のフレーズは中央やや左に定位し、左手のは中央やや右に重心を置いて展開され、ピアノの音像全体が過度に左右へ広がることなく、音像として自然な幅と重心で鳴ることが望まれる。
いっぽうオーケストラの音像は、ピアノを支えるだけでなく、場面によって対等に主張し、複雑な音楽的対話を形成する。弦楽器群は左側に展開し、コントラバスは右寄りに位置する。木管は音像が中央やや左に収まることが多い。
トランペットなど金管は右側に定位し、フルートは音程によってやや左寄りに感じられることも。車室内での再生のおいても、各パートの音像がスピーカーに張り付くことなく、センターとの中間に立体的に音像定位することが望ましい。本録音のホールトーンは自然で豊かであり残響が左右均一に広がり、演奏全体が音響空間に包み込まれるように感じられることが理想だ。

●聴きどころ《生形先生》
クライバーンコンクール優勝時のライブ録音。とりわけ冒頭は、ピアノの再高音域(鍵盤右端のオクターブ領域)をふんだんに使ったフレーズで、尚且つ高速な同音連打を伴ったり、力強い和音が頻出します。歪みの少なさや、解像力の高さが求められる音源となっておりますが、若々しく情熱的な演奏の勢いを損なうことなく如何に精細なサウンドで聴かせられるかを聴きどころとします。
ピアノの音像としては、比較的距離を持ってセンターに程よく纏まった音像で描かれています。オーケストラは、目立った存在感ではないですが、弦楽セクションの左右の配置感や、奥の木管や金管が自然な広がりで定位しています。それだけに、主役であるピアノが定位するセンター周辺部分の描写力に加えて、ピアノの余韻が奥行きや高さ方向へ広がる空気感を再現できると、この音源の持つ臨場感が豊かに出てくるでしょう。
従って、センターへの定位を前提とした左右のバランスは、正確に整える必要があるでしょう。ピアノの低音域はほとんど含まれていなさそうですが、コントラバスの低音がボトムを支えているので、低音域は不自然な膨らみや余韻がでないように注意してください。

 

※ハイレゾ、CD混合(CD音質wavファイル含む)です。また、プレーヤー、ハイレゾファイルに制限はありません。

 
まいど大阪「秋の車音祭」会場までの地図
開催場所 南港ATC(ピロティ広場)※南港ATCホームページ
住所 〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10